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HDの最適化パフォーマンス ソネットの Fusion RAIDストレージシステムは、成長を続けるHDビデオ編集の分野において必須のデータスループットとデータ保護をユーザへ提供し、そのパフォーマンスと信頼性で広く知られるようになりました。長年にわたり培われた技術を結集させて組み上げた Fusion RX1600RAID ラックマウント型ドライブ16基搭載 SATAストレージシステムは、ソネット直接続ストレージの最高峰、最高速のパフォーマンスと最大容量を提供します。さらに、Fusion DX800RAIDでの使いやすさを追求した拡張性能と、エンタープライズクラスの性能をFusion RX1600RAIDは搭載、このシステムはパフォーマンスと耐故障性が不可欠、且つ柔軟性も重要視する環境向けにデザインされています。データを保護しながら非圧縮HD等を容易に扱うことができ、且つあらゆるワークフローのコンフィギュレーションに対応できるだけの柔軟性も兼ね備えています。Fusion RX1600RAIDの登場によって、その定評は一段と高いものとなるでしょう。 現実的な使用環境 (断片化したドライブ、使用率85%)において、ドライブのフォーマットをRAID 5グループ (16台全てのグループメンバに対しパリティ付きストライプ設定)で構築した場合、Fusion DX800RAIDは 2K (2048 x 1556) LOG RGB 1ストリームのキャプチャと再生が可能です。このシステムは、AJA Kona 1080HDテストにおいて読み込み速度最大870 MB/秒、書き込み速度850 MB/秒 を達成。10ビット 1080 4:4:4 HDでは1ストリーム、ProRes 422、非圧縮 8ビット 1080 HD、DV、HDV、DVCPRO、各ビデオフォーマットのマルチストリーム編集を快適に行なえるスピードが得られます。 生データの転送レートはストレージシステムの性能を決定づける基準のひとつですが全てを語ってはいません。いかに多くのビデオストリームをコマ落ちなく転送可能かーーこの基準は総合的なパフォーマンスを決定づける上では必須で、実際の使用環境でのワークフローに影響を少なからず及ぼします。Fusion RX1600RAIDは、その安定的かつ効果的な高い持続的データスループット能力から高いストリーム数値を達成します。これは内蔵されたSonnet PCI Express® (PCIe) RAIDコントローラカードにATTOのADS™技術(Advanced Data Streaming Technology)が加わった結果といえます。ADSはデータ転送時のピーク時と底時のスピードの補整機能により安定的なデータフローを提供、利用可能な帯域幅内で、より多くのストリームをコマ落ちせずに転送できます。
Fusion RX1600RAID システムにおいてドライブを RAID 4、RAID 5、RAID 6、またはDVRAID™ (これはパリティRAIDで見られるパフォーマンスの低下なしにディスクに障害が発生した場合に保護するATTOの技術)グループにフォーマットすると、ドライブ1台が故障した際データ保護機能が作動(RAID 6の場合は2台)します。ドライブの故障発生時にe-mail告知を含む、視覚的、聴覚的な警告設定が可能です。ドライブが故障した時、ドライブを交換可能、数時間でRAIDグループのリビルドができますが、リビルドの読み込みパフォーマンス最大化に優先度を置いて、別作業を行いながらRAIDグループのリビルドをバックグラウンドで継続することもできます。 Fusion RX1600RAIDシステムは、基本なデータセキュリティの一段階上を行く保護機能を提供します。Sonnet 6Gb/秒 SAS/SATA RAIDコントローラはATTO Technologies社の独自開発したDriveAssure™ 技術により、ドライブのI/Oパフォーマンスの定期監視、ドライブスキャンの実行、ドライブの故障に至る前に不良セクタや遅い原因箇所の究明、修復を行います。此の機能は例えば、RAIDグループが設定時間内にコマンドに未反応の場合、そしてその結果パフォーマンス障害(例:コマ落ち)を防ぐ為に管理機能によりRAIDグループの補正を行います。 ドライブ故障が起こるとどうなるのか――殆どの事例では、RAID保護グループは残りのドライブ上にあるデータを使用してリビルドを行ないます。大容量のドライブを使用しているRAID保護グループでは、リビルド中に第2、第3のドライブが故障する危険性が高まります。これらのドライブまで故障した場合、殆どのストレージシステムは、RAIDグループを認識できず、オフラインモードとなり、従ってデータのアクセス不可の状態に陥ります。RX1600 RAIDの DriveAssure(ドライブ・アシュア)技術のデータ復旧機能は単純なドライブ不良の場合に他の方法(データ復旧)が不成功の場合でもオフラインのRAIDグループのデータへのアクセスを可能にし新しいRAIDグループへのコピー或は引き続き作業を継続できます。この機能によって、単体ドライブ上のデータ消失か、RAIDグループ上の全データファイルの損失か程の大きな違いが出ることがあります。
2層の守り
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主な特長 高パフォーマンス――16台 (RAID 5コンフィギュレーション)で構築のFusion RX1600RAIDシステム1式のデータ転送速度は、読み込み最大1750 MB/秒、書き込み最大1250 MB/秒を達成 ファイル保護――Fusion RX1600RAIDはRAIDレベル4、5、6において、ドライブ1台(RAID 6の場合は2台)の障害発生時のファイル保護をサポートし、優れたパフォーマンスを維持 データセキュリティの強化――Fusion RX1600RAIDではドライブパフォーマンスの監視と、ドライブの故障を防止するための不良セクタを自動的検知するマップアウト機能。更に、RAIDグループリビルド不可でオフラインに陥った場合のデータリカバリツールを提供 操作状況の監視機能――SES (SCSI Enclosure Services) およびS.M.A.R.T.データレポート機能により、ドライブ、エンクロージャの状態をリアルタイムで監視、レポート エンタープライズクラスのコンポーネント――冗長性、ユニバーサル100~240V、50/60Hz電源、冗長性に優れたファンモジュールはホットスワップ対応 簡便で経済的な拡張性能――SAS エクスパンダを内蔵し、Sonnet 6Gb/秒 SAS/SATA RAIDコントローラカード1基で最高8台のRX1600RAID、RX1600 Expansion エンクロージャの接続が可能 Windows互換性の向上――Windows XP 32ビット版のボリュームサイズによる制限を克服し、最大16TBのボリュームに完全対応 16TB、32TB、48TB ストレージ (1) ドライブアクティビティ、ドライブ接続状態、電源、SES、LED インジケータリンク RoHS準拠 RAIDの柔軟性 Fusion RX1600RAID システムは、RAID 4、5、6、10、また、パフォーマンスとファイル保護性能のバランスがとれたDVRAIDをサポートします。RAID 1は最大限の冗長性能、RAID 0 は純粋な高速性能、またJBODも対応します。このシステムはホットスペア機能までもサポート――RAIDグループを構築すると、ドライブが故障した際にあらかじめ指定したホットスペア用ドライブとバックグラウンドで自動的に交換されます。この柔軟性はスイッチを介さず提供されているため、シンプルにコンフィギュレーションユーティリティを使用して業務のワークフローに合わせたセットアップ内容へと最適化することができます。 便利な拡張性能 48TB以上ものファイルデータへのアクセスが必要な環境が必要になった場合は、経済的且つ設置がたやすく行えるSonnet Fusion RX1600RAIDエクスパンションシステムでのアップグレードをお勧めします。各RX1600RAIDストレージシステムにはSAS (Serial Attached SCSI)エクスパンダが内蔵されており、後からRX1600RAIDエンクロージャを追加する際、デイジーチェーンで接続ができ、追加のRAIDコントローラカードが不要です。このため、インストールや設置の手間が減り、拡張にかかるコストを低く抑えられます。各システムに付属のドライブモジュールは、ユーザ自身でスワップ作業が可能なため、別のドライブセットと交換する等、取り出し、運搬を簡便に行うことができます ステータス管理者 Fusion RX1600RAID の信頼性は、システムに搭載された各ハードドライブのSES (SCSI Enclosure Services) 2.0 準拠と、S.M.A.R.T (Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)データのレポート機能により、さらに強化されています。この筐体に組み込まれたSES機能では、リアルタイムでの監視機能やドライブ、電源供給、温度状況に関するレポート機能が強化されており、ユーティリティアプリケーションのスクリーンと筐体に配置されたLEDインジケータに結果が視覚的にリアルタイムで表示されます。また、電源やファンに問題がある場合は、警告音での通知も行います。S.M.A.R.T. データ基準は、直面するドライブ障害を直ちに通知することにより障害のダウンタイムを最小限に抑えます。 管理機能 Fusion RX1600RAIDストレージシステムの心臓部はなんといってもSonnet 6Gb/秒 SAS/SATA RAIDコントローラです。PCIe 2.0の8レーン分の接続性能を提供しており、最新Marvell®社の 88RC9580 RAID-on-Chip(ROC)プロセッサ・テクノロジーをベースに、ドライブ全体からの膨大なオーバーヘッドを処理可能なスループットを制御します。Sonnet 6Gb/秒 SAS/SATA RAIDコントローラは512MBのECCプロテクト・キャッシュメモリで構成されています。中でも、データストリームの書き込み機能がディスクアレイ容量限界近くまで維持されることは重要なポイントです。 原動力 FusionストレージシステムにはEnterprise/RAIDエディションのハードドライブ(2)が採用されています。特にRAIDグループ下での利用時における、卓越したパフォーマンス、エラー処理、そして信頼性の高さを考慮し選抜されたものです。これらのドライブは、何時間にもわたって繰り返し行われるソフトエラー、振動、信頼性を確立する為の厳しいテストを行い、この検証にパスしたドライブとRAID最適化の為の特別のファームウエアと共に信頼性の高いFusion ストレージシステムが形成されます。 優れたパフォーマンス Fusion RX1600RAIDシステムは、様々なOS、編集アプリケーション、出力要求といった柔軟性と互換性が求められる混在環境で使用するのに最適です。Fusion RX1600RAIDシステムは、Mac OS® X、Windows® 7、Windows Vista®、Windows XP、Windows Server 2008、Windows Server 2003およびLinuxをサポートしています。また、AJAやBlackmagic Design、Matrox、Bluefish444などのキャプチャカードや Apple® Final Cut Pro®やAdobe® Premiere® Proなど主流のビデオ編集アプリケーションと互換性があります。 |
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OS互換性 macOS® 10.10.5+ macOS High Sierra Compatible Windows 7、Vista、Server 2008、Server 2003、XP Pro Linux (RedHat ES 3、4/Suse RedHat ES 3、4/Suse Linux 9、9.1、9.2、9.3、10、10.1)、および下記アーキテクチャ(i386; x86_64[AMD64、Intel EM64T]) ハードウエア互換性 x8、x16レーンのPCI Expressスロット(4)搭載のMac(3)、Windows、Linuxコンピュータ テクニカルノート
製品の仕様は予告なく変更される場合があります。
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